「さようなら」と一緒に、黒いパンツと靴も手放しました。

手放す暮らし
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先日、前の職場で使っていた黒のパンツと靴を処分しました。
制服はすでにクリーニングして返却済み。
「まだ使えるかも」「次の職場でも使えるかも」なんて一瞬思ったけれど、新しい場所では、新しい気持ちでスタートしたいと思ったので、すっぱり手放すことにしました。

これまで何度か仕事を変えてきましたが、今回の職場は、正直いちばん自分に合わないと感じていた場所でした。
だからこそ、そこで使っていたものを次の場所に持ち込みたくなかったのかもしれません。

入社当初は「ここで長く働けたらいいな」と思っていました。
でも、働きはじめてすぐに違和感があって、その気持ちはずっと消えませんでした。

「辞めたい」と思いながらも、なかなか言い出せずにいた1年。
慣れてきた仕事、悪くはない人間関係、でもやっぱり…モヤモヤする気持ちは拭えなくて。

私は自分の気持ちをはっきり言うのが苦手なので、何ヶ月も「今月こそ辞める!」と自分を奮い立たせながら、言い出せずにいました。
でも、最終的には「この違和感を抱えたまま働くのはもう無理だ」と、自分の感覚を信じて、退職を決めました。

辞めると伝えたあと、気持ちはすーっと軽くなりました。
やっぱり、無理して続けなくてよかったです。

当時感じていたのは、「この会社、従業員のことを大切にしていないな…」ということ。
現場の声を聞かず、パートに仕事を丸投げして知らん顔。
どんなにがんばっても報われない感覚がありました。

これまで勤めた職場にも不満はあったけれど、それでも「前の方がよかった」と思えるほどでした。
「ここに来たのは失敗だったな」と思うこともあったけれど、だからこそ気づけたこともあります。
自分にとって「合う働き方」「大事にしたいこと」が、はっきり見えてきたんです。

ありがたいことに、私はパートのほかに副業もしていて、少ないながらも収入の柱がもう一つありました。
それがあったからこそ、思いきって辞めることができたのだと思います。

これからの時代、収入源がひとつだけだと不安になることもあるかもしれません。
私はこれからも「パート+副業」ではなく、「自分の仕事」で立っていく道を少しずつ整えていくつもりです。

新しい職場は探していません。
いまは、自分の道を、自分でつくっていこうと決めました。

働き方も、生き方も、少しずつ、自分らしく。

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